1970年~1979年で涙が出る名曲といえば

カラオケ白書

1970年~1979年はまさに日本全体が激動の渦に巻き込まれておりました。

学生運動が燎原の火のごとく全国に拡大し、ベトナム反戦運動とも相まって革命前夜を思わせるほどの高揚が見られたのです。

そんな動きが終息してきた時点で、音楽の世界でも変化があらわれてきました。社会変革を主張するよりも、個人の内面を見つめ直そうとする傾向が出てきたのです。その典型例がかぐや姫による『神田川』と言っても過言ではないでしょう。1973年9月20日に発売されるや、たちまちヒット街道をまっしぐらにばく進し、多くの人々の心を魅了したのです。

哀愁に満ちたメロディーと甘く切ない歌詞は、青春そのものと映ったに違いありません。涙が出てくる名曲にふさわしい一曲と言えましょう。